ミツバチシンポジウム2024開催報告 

「養蜂GAP導入による持続可能な養蜂の推進」(養蜂GAP講習会)

2024年2月20日にミツバチシンポジウム2024を開催しました。

二者監査修了証授与式には10名が集まりいただきました。

開催概要は下記になります。

【開催概要】

日 時: 2024年2月20日(火) 13:30~17:30

会 場: 中央区立環境情報センター(東京都中央区京橋3-1-1)

     *会場参加及び、ZOOM参加の併用

参加費: 無料

協力:農林水産省

※日本中央競馬会(JRA)畜産振興事業の助成により開催します。

第1部: 13:30~14:00

     開会挨拶:高安和夫(一般社団法人トウヨウミツバチ協会代表理事)   

     養蜂GAP二者点検修了者の発表及び修了書授与

第2部: 講演 14:00~15:45

講演1:養蜂振興法に係る局長通知改正等について

講 師:農林水産省畜産局畜産振興課長補佐 信戸一利氏

講演2:世界の食料安全保障と花粉媒介者(Pollinators)について

講 師:FAO駐日連絡事務所  所長 日比 絵里子 氏

講演3:日本の養蜂のこれから~養蜂GAPに期待される役割

講 師:玉川大学 教授  中村 純 氏

<休憩15分>

第3部  導入事例紹介 16:00~17:30

事例紹介1:春日養蜂場(岐阜県) 春日 住夫 氏

事例紹介2:NPOSCR(宮城県) 代表理事 村上幸枝様

総合討論

終了 17:30

*現在録画編集作業中です。

世界をとりまく動きとして「SDGs」(持続可能な開発目標)が、2015年9月の国連サミットにおいて採択され、国の施策として「食料・農業・農村基本計画」(令和2年3月31日閣議決定)においても、農業の持続的な発展として「農業生産工程管理(GAP)」を推進しています。養蜂分野でも日本中央競馬会(JRA)の助成を受けて養蜂GAPの調査研究が2022年からスタートしました。

国際連合食糧農業機関(FAO)は、持続可能な農業に向けた花粉媒介者に関する国際的な取り組みを主導する国際機関であり、”Good beekeeping practices for sustainable apiculture”等の「持続可能な養蜂」に関する出版物も発行されています。養蜂に関するグローバルな視点を学びながら、あわせて農林水産省から養蜂振興法に係る局長通知改正等について解説もいただき、日本の養蜂現場に則した「持続可能な養蜂」について考えていきたいと思います。